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Dear Esther: Landmark Edition 日本語字幕データ

Dear Esther Landmark Edition 日本語字幕データ ver.1.02
[2022.05.03]ver.1.02公開
[2022.03.07]ver.1.00公開

●使い方

 zipファイルを解凍し、中に入っている"text_English.xml"を、Steamフォルダ内の

\Steam\SteamApps\common\Dear Esther Landmark Edition\DearEsther_Data\StreamingAssets

 にある"text_English.xml"と差し替える。
(手動でゲームデータの保存先を変えている場合は、変更した保存先のDear Esther Landmark Editionフォルダを参照)

●字幕の表示の仕方

 タイトル画面でオプション→音声・字幕設定→字幕を「有効」にする。
「字幕の字を大きくする」を「有効」にすると字幕の文字が大きくなる。

 本データの字幕は字幕の字を大きくした場合を想定して最適化しています。ただし、コメンタリーはズレが大きくなるので、無効にした方が読みやすくなるかもしれません。

●使用上の注意

 字幕のスクロールの仕様の都合で、コメンタリーにおける字幕表示タイミングがズレている箇所があります。

●更新履歴
[2022.05.03]
ver.1.02 チャプター1の洞窟前の字幕の一部が欠けていたのを修正

[2022.03.17]
ver.1.01 UIの日本語化、誤字修正

[2022.03.07]
ver.1.00 公開

翻訳に関する註釈・補足

●羊飼い

 原語では"shepherd"。日本語では「羊飼い」や「牧師」と訳すことが多い。
 ユダヤ/キリスト教の聖書ではしばしば、人々を「羊」に、預言者のことを「羊飼い(羊達を導く者)」と喩えることに由来する。
 本作におけるshepherdは、「牧畜を営む人」という意味と「神父」的な意味、両方のニュアンスを同時に重ね合わせて使用している。ヤギを飼っている人々であり、神を信じる人々でもある。
 また、神に盲目的に従いながら、その神に見放されているという描写になっている。「羊飼い」のくせに、羊飼いを失った羊の群のような描かれ方をしている。

 この微妙なニュアンスは日本語では再現できない。ただ、本作におけるshepherdに宗教的指導者というイメージはほとんどないので、「羊飼い」の訳で統一することにした。


●ロトの妻

 旧約聖書の登場人物。
 神はソドムとゴモラを滅ぼすことに決めたが、ロトとその家族には事前に逃げるように伝えた。そのとき神は「決して振り返るな」と忠告した。
 しかし、ロトの妻は逃げる途中で振り返ってしまった。そして塩の柱になってしまったとされる。


●ダマスカス

 キリスト教における聖地のひとつ。パウロの改宗の地。
 パウロはもともとキリスト教信者を迫害する側だったが、ダマスカスで神の啓示を受けてキリスト教の信徒になったといわれる。


●ポール

 人名。原語では"Paul"。キリスト教の信徒「パウロ」を由来とする。
 本作の登場(?)人物の「ポール」は、しばしばダマスカスで改宗したとされるパウロの逸話と重ね合わされている。


●セミデタッチド・ハウス

 イギリス特有の家の様式。一軒家の中を壁で仕切って2つの家族が住めるようにしたもの。
 日本でいうところの「長屋」だが、そう訳すと雰囲気台無しなので、あえてカタカナ訳にした。


●M5

 イギリスの高速道路の5号線。Mは"motorway"の略。なお、イギリスの高速道路は基本的に無料である。


●ウェルカムブレイク・サービス

 イギリスの高速道路のサービスステーションを運営している会社。と同時に、サービスステーションそのもののことも指す。


●フールス・キャップ

 筆記用紙。イギリスの規格で作られた紙片。昔は道化師の帽子の透かしが入っていたのでこう呼ばれる。
『シャーロック・ホームズ』シリーズなど、イギリスの小説を読んでいる人ならお馴染み。


●トランク

 車の荷物を入れるスペースのこと。
 原語では"boot"となっていた。イギリスではトランクのことをこう呼ぶ。
 イギリスらしさを出すなら「ブーツ」と訳すべきかもしれないが、靴と紛らわしいので、ここはあえて「トランク」と訳した。


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