←涼格インダストリィ トップページへ

雑記ノート


カテゴリ別表

雑文

ゲーム

パソコン


2017.3.7 ノスタルジア

 ピアノっぽい音ゲー『ノスタルジア』が入荷していたのでプレイ。
 私は最初、このゲームをどうプレイしていいかさっぱりわからなかったのですけど、何度かやっててわかってきました。ピアニストになったつもりで当て振りするゲームなんですね。
 今は亡きキーボードマニアは、キーボード演奏シミュレーターとしてはかなりのガチ仕様で、ほぼ実際の演奏と同じように鍵盤を押さえる必要がありました。
 一方、ノスタルジアは、押さえる位置がかなり適当に指定され、判定は甘く、途中閉店もありません。とりあえず曲に合わせて弾いたフリするゲームなわけです。

 押さえる位置が適当なのは、はじめはかえって違和感につながり、「なんでちゃんと鍵盤を指定してくれないんだ!」と思ったのですけど、当て振りゲーだとわかってくると、その仕様にも慣れてきました。もう私はこのゲームをプレイする際に、譜面を真面目に見ていません。音に合わせてそれっぽく弾いているだけ。適当にゴージャスなコード弾きしたり、遅めのグリッサンドの際に、指くぐりや指またぎを使って適当に音階を上ったり下ったりしてみると、すごくピアノがうまくなった気分になれます。

 判定が激甘なので、そういう意味では簡単なゲームではありますが、一方で、かなり低いレベルの曲から両手弾きさせられるので、苦手な人にとってはかなり難しく感じる可能性もあります。正確に鍵盤を押さえる必要がない分、本物の鍵盤楽器に比べたらかなり楽ですけど、そもそも、右手と左手で別のリズムを取るのは難しいですからね。

 ただ、鍵盤楽器らしくプレイするとかえってミスが出ることが結構あって、そこは不満ですね。普通のノーツをレガート気味に弾くとミスになることがありますし、アルペジオっぽい譜面をアルペジオとして弾くとなぜかミスになりやすいのですが、全部コード弾きしてしまうと運指なしで全部入ったりする。
 というわけで、プレイしている人の中には平手でバシバシプレイしている人もいて、それだと確かに成績は良くなるのですけど、見た目がすごくダサいことになります。あのやり方をするならチュウニズムをやった方が様になるような気がする。
 このゲームは今のところ、スコアを追求するよりは、ミスが出てもいいからあくまでピアノっぽい弾き方でやった方がいいような気がします。……というか、このゲームからピアニストなりきりゲーとしての要素を取り除いてしまったら、どうしても「キーマニでいいじゃん」と思えてならなくなるんですよね。

 収録楽曲に関しては、クラシックはBPMが変化することと、ミスると音が鳴らないことで、表記以上に難易度が高い印象を受けました。版権曲のピアノアレンジでも、ピアノソロの曲はミスったときに音が無くなってしまうことから、体感難易度が高いです。そういう場合はメトロノーム機能を使えばいいんですけど、あれはあれで邪魔なときもあるんですよね。
 オリジナル曲は、このゲーム向けに作られているだけあって、プレイしていて楽しいものが多いです。演奏が派手なわりには遊びやすかったりする。
 何気に難しいのは"Pink Rose"ですね。あれ、左手でピアノパート、右手でシンセパートを弾くんですけど、片手で三連符リズムを取っている際にもう片手で八分リズムを弾くので、かなり辛いものがあります。キーマニでダブルをクリアしていた人なら楽勝でしょうけど、でも、それはそれで謎のミスが出て苦戦してそう(笑)
 あと、「アルストロメリア」は、いかにもアルペジオっぽい譜面があるのですけど、あれをアルペジオで取ろうとするとなぜかミスが出まくります。あそこがちゃんと入ればHardでAを取れると思うのですけど。アルペジオがちゃんと入る曲と入らない曲があるんですけど、なぜ差が出るのかは今のところよくわかりません。

 気になるのは、このゲームはキーボードというよりはピアノをフィーチャーしたゲームということで、となると、シンセやオルガンをゴリゴリ弾くような曲はあんまり出てこないのかなあ、という点です。"Onion Ring"みたいな曲が欲しい。"Henry Henry"とか"Burnin'"などは……権利上の問題がありそうなんで厳しいかもしれないですけど。
 その辺が充実してくると、かつてのキーマニのようにギタドラとのセッションが可能になったりといったこともあるかもしれないんですけどね。

 総評としては……キーマニを復活させて欲しい(笑) ……それはそれとして、思っていたよりは楽しめる要素のあるゲームではあります。手軽にピアニスト気分になれる。ただ、スコアを詰めようとか、フルコンボしようという気にはならないですね。それを考えると、どうしても鍵盤楽器らしい弾き方からズレそうになって、それは楽しくない。

[2017.3.18 追記]
 ある程度プレイして、このゲームにも慣れてきましたけど、やはり意味の無いこだわりで余計なミスが出たりします。2和音のところをきっちり指2本で弾こうとしたり、コードが変わったところで押さえ方を変えようとしたり。難しい譜面の方が、余計なことを考える余裕がないから繋がったりする(笑)
 あと、このゲームはヘッドホンが使えるので、家からATH-SX1aを持参して使っています。やはり音が聞き取りやすいと音ゲーはプレイしやすいですね。ギタドラでも使えると嬉しいのですけど。

↑カテゴリ別表へ


2017.1.24 GITADORA難易度表記その後

 GITADORAがメジャーバージョンアップしてしばらく経ちますが、ギターの難易度調整はどうなのでしょう。

 ロケテの難易度よりも、もう少し穏やかな難易度調整になるかな、と予想していたのですが、実際はそうでもなく、ほぼロケテ通りになりました。今のGITADORAの難易度表記は、完全にスキルを詰める際の難易度だと考えていいです。クリア難易度はほぼ無視されている。クリア自体は簡単な曲でも高い難易度表記がされていますし、逆に、クリアが難しい曲が低い表記になっていることもある。
 この難易度表記は、スキル6500以上程度の腕のある人ならさほど問題にならないと思いますけど、それより低い人だと、簡単だと思って選んだ曲で閉店する可能性が結構大きいはずです。実際、私はドラムのスキルは5500前後なのですけど、いくらなんでも落ちないだろうと思って選んだ6台前半で落ちることが度々あって、もともと信用できないGITADORAの難易度表記がますます信用できなくなりました。
 しかも今作は、1曲目だけ救済されるのですけど、2曲目以降で落ちると容赦なくゲームオーバーみたいなんですよね。初級者無視もいいところの酷い仕様です。どの曲をやればいいのか、さっぱりわからん。
 ギターの方はもう初級者とはいえないので、初級者の苦しみについてはわからんですけど。
([2017.2.6]追記 実際に2曲目でSTAGE FAILEDになったのですけど、3曲目がプレイできることを確認しました。コイン投入画面の説明をよく読んだら、1曲目はSTAGE FAILEDにならない、と書いているのですね。つまり、1曲目はゲージが無くなっても最後までプレイできる、ということです。で、2曲目以降はゲージが無くなったらその時点でその曲のプレイは終了ですが、3曲保証はある、ということです)

 で、本題の、ギター側のスキル詰め難易度という意味での今作の難易度についてですが、私の苦手な曲の難易度が下がって、得意な曲の難易度は、大幅に上がったか、もしくはさほど下がらなかった印象です。つまり、私にとってはものすごくやりやすくなった印象があります。
 以前は苦手な曲を無理矢理詰めてスキルに突っ込んだりしていましたけど、今作ではそういう曲は軒並み難易度が下がって、無理にやることに何のメリットもなくなりました。一方で、スキルと関係なくプレイしていた曲がスキルに入るようになったので、私は今や、好きな曲だけやっていればスキルが上がるという状態になっています。こんなのはこのゲームをやっていて初めてのことです。もうスパラン曲とかやらなくていいんですよ!

 しかし、なぜ私にとってやりやすい曲の難易度が上がり、やりにくい曲が下がったのか、という点については、謎ではあります。私は運指オルタができないので、その影響だろうと思いますけど。
 あと、私は繋がるけどパフェが低い、ということがよくあるんですよね。多くのプレーヤーは、パフェ率は高いけど繋がらなくて苦労していることが多く、繋ぎさえすれば97%以上にはなるみたいですけど(むしろ98%、97%でグレ多すぎとかいう話をよく聞く)、私の場合は繋いで92%、94%ということがよくあって、そこからパフェ率を詰めていかないとスキルにならなかったりします。繋がらないけどパフェが高いということはあまりない。その辺の差が、体感上の難易度の差になっているのかもしれません。

 私の現在のスキル表はこちら([2017.2.6]スキル表を画像データに差し替え)。

 特に"Crazy blooms"、"Nature(GITADORA ver.)"、"Fairy Tales"あたりの難易度上昇はびっくりしました。この辺はみんな繋がる曲なんですよね。パフェが出にくいために繋いでも達成率が低く、そのせいでスキル対象に入れるのが難しかったのですけど、これだけ難易度が上がってくれたら楽々入ってしまう。
"Terra Car"は前作でも8.70ありましたけど、今作では9.25に大増量。あとは"Megatonic Shaper"、"8 -eight-"の上昇も有難かったですね。
 完全にノーマークだったのはFIFTH GIGの赤B。前作は8の後半くらいだったと思いますけど、9.35にもなったら、ちょっと真剣にやろうという気にもなります。この曲も、うまくいけば繋がるかもしれない曲です。少なくとも、最初と最後を切ってもいいから、真ん中は繋ぎたいですね。それでも88%で164くらいにはなりそう。

 あと、スキルに入っていない曲では、「葬送のエウロパ」はかなり難易度が上昇したので、うまくすれば入るんじゃないかなと思っています。

 なお、前回ロケテ難易度の時に問題視した"War evation"の紫ですけど、G 8.60、B 7.80になっていました。その差0.8。じゃあ抗議するのかというと、しないです。そもそも私には今作の難易度表記は、何を基準に考えていいのかさっぱりわからんです。ほとんど同じような譜面の紫Gが8.60なのに対して紫Bが7.80なのはいかにもおかしいように見えますけど、一方で「風神雲龍伝」の赤Bが7.95になっていて、その基準で考えると妥当なようにも見えるんですよね。"War evation"も「風神雲龍伝」も私の苦手な曲なので、私の考えることじゃないのかもしれないですし。

↑カテゴリ別表へ


2017.1.22 SSDが故障する

 OSを入れて使っていたSSDが故障しました。
 このSSDはパソコン工房のLesanceシリーズに付属していたもので、購入したのが2012年10月ですから、だいたい4年くらい使っていたことになります。これがSSDの寿命として普通なのかどうかはわかりませんが。

 今使っているLesanceをベースにしたパソコンは様々な理由でフリーズしてきました。Windowsの不具合、HDDの故障、電源ユニットの出力不足、熱暴走など。
 今回は、起動して数分経つとフリーズするという症状が起きるようになりました。セーフモードで立ち上げると問題なく動くので、私はソフトの問題を疑ったのですが、具体的に何が問題なのかはわかりませんでした。最近は特にシステム構成が変わるようなことをしていなかったので。一応、S.M.A.R.T.やメモリチェックもしましたが、特に異常なし。
 それで、一度OSを再インストールしてみることにしました。ソフトの問題なら、再インストールすれば直るでしょう。
 しかし、OSを入れ直そうとすると、インストール途中に毎回同じところで止まってしまうのです。そこで、余っていたHDDにインストールしてみると、正常にインストール完了しました。これで原因はSSDだということがはっきりしました。
 いずれ故障するのは仕方ないとして、S.M.A.R.T.で異常が発見できず、何の予兆もなくいきなり壊れるのは厄介です。HDDなら故障したときはわかりやすい症状が出るのですけど。

 もともとこのSSDにはOSしか入れていないので、故障しても大きな問題はありません。ブラウザのブックマークやゲームのセーブデータのバックアップを取りさえすれば、すぐにOSの入れ直しができます。今回はテストに使ったHDDをそのまま使うことにしました。
 ただ、クリーンインストールを行ったので、設定のやり直しとかは面倒でしたし、一番痛かったのは、"DARK SOULS III"のセーブデータが消失したことです。一応バックアップを取ったのですけど、セーブデータが壊れていると出て使えませんでした。また狼血の剣草とか約定の証を集めなきゃならんのかね。
 ほとんどのSteamのゲームはセーブデータをクラウドで管理しているっぽいので、何もしなくても復旧できるのですけど(最近プレイしたのだと"MGS V"のデータが無事だったのは有り難かった。もう一回やり直しとか気が遠くなる)、"DARK SOULS"シリーズはダメらしい。むしろこのゲームこそクラウド管理した方がいいと思うんですけどね。

 ところで、今回初めてWin10をHDDから起動することになったわけですけど、SSDは30秒程度で使える状態になるのに対して、HDDだと立ち上げに1分、そこからさらに30秒ほどは入力を受け付けてくれませんね。SSDの早さに慣れすぎたせいで、HDDからのOS立ち上げの様子を見ていると、一瞬「フリーズした?」と思ってしまいます。

 で、もう一度SSDを買い直すかどうか、という点についてですが……いますぐ必要、という気はしていません。確かにHDDだとOSの立ち上がりが遅いですけど、たかだか1分くらいの差はどうってことないんですよね。だったら別にいいかな、という気がする。
 ただ、SSDも安くなってきていますし、OS用のドライブはそんなに容量も必要ないので、機会があったら買い直すかもしれません。

↑カテゴリ別表へ


2017.1.17 ダイソーのノーブル風メモパッド

 久々にダイソーに行ってみました。今までは入ったら目の前にあった、うまい棒全種類が無くなっていて時代の流れを感じましたが(他のダイソーに行けばまだ売っているのだろうか)、それはそれとしてノート類を物色。
 ダイソーは、ボールペンはあまり見るべきものがないのですけど、ノートやメモ用紙などは意外と充実しています。モレスキン激似のダイスキンとか、ダイヤメモ激似のメモ帳とか。パチモノ感満点の外観はいただけないものがありますけど、わりとしっかりしている製品が多いのです。

 そして今回見つけたのは、ノーブルメモ激似のメモパッド、メモ No.940。B7サイズで100枚のメモパッドで、無地、横罫、方眼の3種類があります。そして紙は本家を意識した上質紙のクリーム色を使用。
 最初これを見たとき、「ノーブルメモのパクリかよ」と思っただけで、さほど関心が無かったのですけど、手にとってパラパラと紙をめくってみて、認識を改めました。使っている紙が思ったよりいい。もちろんオリジナルほど上質ではないですが、100円100枚のB7メモパッドとしては上等な方です。
 そもそも100円100枚のB7メモパッドというのは、別に安くないですからね。本家のノーブルメモは300円ですから、それと比べたら激安ですけど、普通のメモパッドとして考えたら妥当な値段です。むしろこの価格帯のメモパッドの中では高級感があるくらいです。

 私はロディアのブロックメモ12番や同型のマルマンのを使っているのですけど、この手のメモパッドは持ち運びには便利ですが、家で使うには、紙の切り離しがやや手間です。レポートパッドみたいに無線とじで、紙を切り離すタイプのメモパッドのほうがいい(持ち運びでこれがダメなのは、使い続けていく内にバラバラになるから)。
 ロディアの12番に代わるいい家用のメモパッドはないかと常々思ってはいたのですけど、まさかダイソーにあるとは思いませんでした。
 というわけで、方眼のものを買い占めることに。……買い占めというのは大人げない感じがしますけど、ダイソーの商品って、いつ無くなるかわからないので、買えるときに買っておいた方がいいんですよね。

 なお、後日、別のダイソーに行ってみると、やっぱりうまい棒は売っていませんでしたが、これと同じシリーズの、B5サイズのノーブルノート風ノートがありました。ちゃんと方眼罫もあり、40枚100円。
 No.940よりも方眼罫の色が濃いめになっていたのが気になるところでしたが、ダイソー=安物という図式を覆すほど紙質のいいノートでした。表紙がニセモノ風なのが安くさいだけ。この紙質のノートがコクヨのキャンパスノートの半額で買えるというのはちょっとすごいかもしれません。私はもうB5ノートを使っていないので、買いませんでしたけど。A5が出たらたぶん買う。

 ……買ってるじゃん、B5。
 方眼罫はこんな感じ。左がメモパッド、右がノート。

 実物は写真よりもうちょっと濃いですが、白ロディアの12番よりは薄いです。
 ダイソーのノートの方眼罫は濃すぎるものが多いですが、これはほどほどでいい感じ。

↑カテゴリ別表へ


2017.1.13 Steam版"DARK SOULS III"

 Steam版"DARK SOULS III"をプレイ。
 発売日に購入しなかったので、シーズンパスを付けて定価くらいの値段になったら買おうと思っていたのですけど、ウィンターセールで突然半額になったのはびっくりしました。
 Steamで売られている日本のメーカーのゲームは、日本でだけ買えなかったり、日本でだけ高値で売っていたりすることが多いです。そうすることがメーカーにとってどう利益に繋がるのかはわからんですけど。ソニーとの契約でもあるのか、PS4版が売れた方が儲かるのか。
 ともかく"DARK SOULS III"も、海外では頻繁に安売りしていたのに、日本でだけはずっと定価だったのですよね。買えるのはまだ先かなと思っていたのですけど、意外と早く入手できました。

 このシリーズは、初回の1周目だけは本気で辛いゲームです。ありとあらゆる手段を尽くしてプレーヤーをイライラさせたり、絶望感を与えようとしてきます。なんかやたらと強い敵が多数配置されていたり、お宝に近づこうとしたら奇襲を受けたり、もうちょっとでボスが倒せると思ったところで、そのボスが第二形態になってわけのわからん攻撃を繰り出してきたり。オンラインでプレイしているとPK野郎が侵入してきて邪魔されることもあります。
 その上、ロックオンやカメラ視点といった基本的なシステムに不備があって、肝心なところで思い通りに操作できないことがあるのですよね(これは難易度云々の問題ではないので、直して欲しいところ)。
 私は"II"がこのシリーズの初プレイでしたが、そのときの初回プレイは相当イライラしながらプレイしました。もう本当に途中でやめようかと思った。
 今作は"II"をプレイした経験がある分、そこまでイライラしながらプレイすることはありませんでしたが、やはり初回プレイは結構ムカつきましたね。プレーヤーを絶望させる演出については、今作の方がよく練られていると思います。

 このゲームの難しさは初見殺し的なものが多くて、一度クリアした経験があれば、その後もう一度プレイする際にはずっと簡単になります。そのため、初回クリア後はずいぶん余裕ができて、好きな装備と戦法で戦える、自由度の高いゲームになります。キャラのビルドをガチガチに詰めてもいいですし、変な武器で戦ってもいい。Steamの実績を見ていると、そこまでたどり着けないプレーヤーは結構多いので、やはり人を選ぶゲームだと言えます。

 基本的な仕様は"II"と同じですが、今作はもっと軽快で、臨機応変に行動することが求められる感じです。
 まずは、敵味方ともにモーションが機敏になったこと。前作は、いかにも重い鎧を着込んでいる感じの重々しさがあって、あれはあれで良かったと思うんですけど、今作は全体にスピードアップしています。
 次に、敵味方ともにHPが減って火力が上がっていること。前作はボスをはじめとして硬い敵が多くて、ひとつひとつの戦闘に時間がかかったのですけど、今作は短期決戦になります。また、ボスは様子見しているとどんどん危険な攻撃を繰り出してくるので、持久戦への持ち込みはジリ貧になりがちです。じっくりパターンを見切ろうとするよりも、とにかくまずは押し込んでみて、その中で対処法を見出していった方が、結果的に楽に勝てることが多いです。
 最後に、ザコもボスも、正面から戦うとかなり強くなっている反面、大きな弱点があること。今作はエリア上の敵もボスも結構手強いのですけど、強い敵ほど、やり方次第でものすごく楽に倒せる方法があります。普通のゲームだと、あまりにも簡単に勝てる方法が見つかったら、それができないように修正したりしますけど、このゲームはむしろ、そういうのをあえて作っている節があります。あえて正面から戦えば高難易度の戦闘が楽しめますし、うまくやればそれを回避することもできるわけです。

 その他の"II"との違いについては、エリアが複雑になり、探索要素が増えていますね。最初はかなり迷います。相変わらず悪意に満ちたレベルデザインですけど、前作の「暗いところで落とし穴だらけ」みたいな、面倒くさいトラップはなくなっています。下手すると落下死するトラップ自体はありますけど、松明を掲げてゆっくり歩かないとダメ、みたいな感じではなくなっている。
 あと、累計獲得ソウル数によってオンラインマッチングする仕様が無くなりました。今作はソウル稼ぎしやすいポイントも多いですから、ソウルを失うことは大したデメリットではなくなっています。少なくとも、ソウルを失ったからといって最初からやり直す必要は全くありません(前作でもさほど神経質になる必要はなかったのですけど)。それと関連して、敵が枯れなくなりました。一回倒すともう出てこない敵もありますけど、ほとんどの敵は篝火に当たると何度でも復活します。

 ゲームボリュームは、前作よりやや少なめ。冗長な戦闘が少なく、中身が詰まった感じになっているので、これはこれで悪くないと思いますが、ラスボスの戦場に行き着いたとき「え、もう終わり?」と思ったのも事実です。ストーリー的な盛り上がりがあんまりないのもあって、あっさりした印象です。
 シリーズをプレイした人が懐かしめる要素は随所にあるのですけど、私は無印をプレイしていないので、わからんネタも多かった、というのもあります。

 難易度は、プレーヤーの工夫次第でかなり下がるようになっていますが、体感的な難易度は高いです。初見に「ここ絶対進めないだろ!」とか「こいつ勝てねえだろ!」といった絶望感を漂わせるのは、"II"よりもうまい。
 マゾい人は、その絶望に正面から立ち向かえばいいですし、そうでない人は、楽に切り抜けられる手段が必ずあるので、それを探せばいいわけです。
 あと、ボス戦で様子見するとかえってキツイというこのゲームの特徴を、いつの段階で理解できるかどうかによっても、体感難易度は変わってくるでしょう。パターンを見切ってから戦い方を組み立てようとか思っていると、回避の難しい、わけのわからん大技を連発してくるボスの行動に「これ勝てねえだろ」と絶望することになりがちです。とりあえず殴りに行った方がまだ勝機が見い出せる。
 そういうわけで、人によってこのゲームに対して感じる難易度は大きく変わると思います。

 このゲームで不満なのは、カメラ視点が見づらくなるときがあるのと、ロックオンの仕様が腐っていることです。前作からあった不具合なのでシリーズの悪しき伝統なのでしょうけど、いい加減直して欲しいところ。
 カメラ視点は、普段は問題無いんですけど、壁際に追い込まれたりダウンしたりなど、肝心なときに限って見えにくくなってすごく困ります。見下ろし気味の視点にしてくれれば見やすいのに、なぜかあおり視点になるからわけがわからなくなる。また、ロックオンするとカメラのアングルが固定されて動かせなくなるのですけど、この時のカメラのアングルがまた見づらいのです。ロックオンしていてもカメラを動かせるようにして欲しい。
 ロックオンも、普段は問題無いくせに、危機的状況の時に限って、ロックして欲しい敵にロックしてくれなかったり、攻撃途中でロック対象が勝手に変わったりします。視点や操作性の不備はアクションゲームとして致命的なので、いい加減直して欲しい。
 あと、時限イベントが多いのは不満でしたね。ボスを倒すとNPC闇霊が出なくなったり、イベント進行フラグが立たなくなってしまったりする。こういうのがあると攻略に集中できないんで、勘弁して欲しいです。この点は"II"の方が優れていましたね。後からでもイベントを回収できたので。
 また、せっかくゲーム全体が軽快になったのに、移動速度の落ちる沼地があるのは矛盾していると思いました。あえてやるなら、何かのアイテムで移動速度が落ちなくなるなどの仕掛けが欲しかった。
 それと、今作はオンラインプレイ中に回線が切れると、そこでゲームが中断されてタイトル画面に戻るのですけど、タイミングが悪いとレアアイテムを取り損なう可能性があります。回線が切れる度にいちいちタイトル画面に戻ること自体が改悪だと思いますが、それでアイテムを取り損なうのはさらに問題です。それならいっそ、敵を倒したらドロップアイテムを自動で入手する仕様にしてくれたらいいのにと思う(結晶トカゲなど、一部の敵はそうなっている。つまり今作では、結晶トカゲが飛び降り自殺してもアイテムは入手可能)。
 その他、細かい点ですけど、宝箱が他のオブジェクトとの区別が付きにくく、あまりに地味なので見落とすことがあるので、もうちょっとわかりやすくしてほしいと思いました。

 オンラインについては、よくわからんです。私は白霊を呼んだことも無ければ、他の人を助けたり邪魔しに行ったこともないので。残り火をケチっていたので侵入も少なく、3人だけでした。
 もともと私はこのゲームを、ほぼオフラインゲーだと思ってプレイしているので、この辺は私にとっては問題無い点です。

 総評としては、一番修正して欲しかったロックオンやカメラ視点の問題がそのままだったのは至極残念ですけど、シリーズとしては遊びやすくなり、と同時に絶望感の演出も上がっていて、正常進化した作品なのではないかと思います。
 しかし、人に勧めるゲームではないとも思います。


 DLC第一弾の"ASHES OF ARIANDEL"について。
 このDLCは「アリアンデル絵画世界」が舞台となっています。無印にも絵画世界があるそうなので関連があるのでしょうけど、私は未プレイなのでよくわからない。ともかく、絵画といっても別に風景が絵画っぽいわけではなく、腐っていく雪原が舞台です。雪山の景観は壮大ですけど、一部「腐っている」エリアもあり、そこはやや気持ち悪いです。でっかい蠅とかが出てくるので、苦手な人は苦手かもしれない。
「絵画世界」という名前から、冷たい谷のイルシールにある絵画がスタート地点なのかと思ったら、全然関係ない深みの聖堂の「清拭の小教会」に、DLCスタート地点となるキャラクターが追加されます。

 雪原というと、"II"のDLCにあった「壁外の雪原」なるクソエリアが彷彿とされますが、「壁外の雪原」ほど何にも見えないわけではなく、見渡す限り雪原ということもなく、それなりに目標物も多く、ある程度散策していれば現在地を把握できるようになっています。ただ、本編よりは広いエリアです。
 特徴は、篝火と篝火との間が長めで、敵が多いこと。HP、FPの管理に失敗すると、エストが切れたから引き返したいけど、引き返すとまたやり直しなことを考えると、無理してでも次の篝火を目指した方がいいんじゃないかという葛藤が生まれ、雪山で立ち往生することになります。これは本編には無かったシチュエーションですね。
 あと、一定条件をクリアすると、闘技場がアンロックします。純粋なオンライン対戦ができるところ……のようです。プレイしてないのでわかりませんが。

 ボリュームは、"II"のDLCの半分よりちょっと多いくらいと考えていいんじゃないでしょうか。"II"のDLCのボリュームを期待すると物足りないですけど、まあ、こんなものだと思います。
 難易度は結構高いですけど、本編をクリアした人なら問題無いでしょう。例によって、考え無しに突っ込むとたこ殴りにされますが、うまく立ち回ればだいぶ楽に切り抜けられます。
 変わったモーションの武器がいろいろ追加されていて、このDLCは内容そのものよりも、追加武器が目玉かもしれません。

↑カテゴリ別表へ


←涼格インダストリィ トップページへ